京滋探訪

2013年にブログを開設しました。京都の各地に行って見聞きしたものや感じたことを書いています。

日記

随心院

随心院も本堂、書院が公開されていました。 こちらは写真は禁止でした。だるま商店のピンクの襖絵だけOKです。 目玉は本堂安置の本尊・如意輪観音像、快慶作の金剛薩埵像、伝定朝作の阿弥陀如来像です。像をさえぎるものがなく、手で触れられるぐらいの距離…

勧修寺

勧修寺もゴールデンウイークの期間に宸殿を公開しています。江戸時代に明正天皇の御常御殿を下賜されたそうです。ありがたいことに写真OKとのことで撮らせていただきました。こんなことはめったにないです。 下は勧修寺棚です。中央の高くなっている棚に天皇…

安祥寺

安祥寺が初公開とのことで行ってみました。創建は848年で仁明天皇皇后で文徳天皇生母の藤原順子の発願で創建されたと伝わります。開基は弘法大師空海の孫弟子で入唐僧恵運です。 安祥寺の五智如来は京都国博に寄託されていて最近国宝に格上げされ、東寺の観…

石清水八幡宮

ゴールデンウイークの期間に石清水八幡宮本殿の特別公開していたので行ってきました。大安寺の行教が宇佐八幡宮を勧請したと伝わります。 石清水八幡宮本殿は男山の山頂にあります。麓に一ノ鳥居(下の写真)があり、山頂まで歩いて行けますが今回はロープウ…

村雨御所瑞龍寺

近江八幡の村雨御所瑞龍寺に行きました。 村雨御所は、叔父の秀吉に切腹させられた豊臣秀次の菩提を弔うため、母の日秀が創建したと言われています。 元は京都の堀川元誓願寺通りの西陣織会館の地にあり、昭和になって秀次がおさめた八幡山城址のこの地に移…

初午大祭

2月初午の日に、伏見稲荷大社の初午大祭に行きました。晴天で多くの参拝者がいました。拝殿の奉納供物が大変立派なのに驚きました。 伏見稲荷大社は主祭神の宇迦之御魂神(うがのみたまのおおかみ)、佐田彦大神、大宮能売大神(おおみやめのおおかみ)、田…

法住寺殿

成人の日に近い日曜日に、三十三間堂の楊枝のお加持に行きました。 この、お加持は、頭痛封じのご利益があると言われていて、法水を柳の枝木で参拝者の頭に振りかけます。当日は、本堂を無料開放していますので、誰でもいただくことができます。 頭痛持ちの…

禅居庵

建仁寺塔頭・禅居庵の摩利支尊天堂へお参りに行きました。ここも、護王神社と同じく、亥にゆかりがあります。摩利支天はインドの神様で、陽炎mariciと言います。mirage(蜃気楼)と同じ語源だったと思います。 陽炎というのは実体のないまぼろしということか…

護王神社

謹賀新年。 今年は亥年ということで、別称・いのしし神社の護王神社へ初詣に行きました。 参拝者が多いとは思っていましたが、予想以上に多かったです。そんなに広い境内ではないので烏丸通りにも並ばれていました。 祭神は和気清麻呂と姉の広虫(藤原百川、…

松尾大社

嵐電嵐山駅から渡月橋を渡り、阪急電車で松尾大社に行きました。 秦忌寸都利の創建で、祭神は大山咋神、市寸島比売命(宗像三女神一柱)です。 王城鎮護の神で「賀茂の厳神、松尾の猛霊」と言われます。 入口の鳥居の上部に、脇勧請といい、榊の声出を束ねたも…

伏見街道

今日は伏見街道を五条通りから伏見桃山大手筋まで探訪します。五条通りの入口は大和大路通りの西二本目になります。 数十メートルいったところに浄雲寺というこじんまりした寺院がありました。なんとなく気になったので入ってみました。本堂には入れませんで…

東寺

東寺めぐりをしました。東寺は北・八条通り、南・九条通り、東・大宮通り、西・壬生通りで囲まれた地域です。 まず、周囲の門を北、東、南、西の順にめぐります。 北にあるのは鎌倉時代後期に創建された重文の北総門です。そこから下がると右手に洛南高校、…

寺町通り6(上善寺、閑臥庵)

寺町通を上がり鞍馬口通りまで行くと、上善寺があります。六地蔵巡りの鞍馬口地蔵の寺として知られていますが、誰も人がおらず、閑散としていました。こんなもんですが。 この日は、閑臥庵が最後です。後水尾天皇が京都御所の真北に鎮宅霊符神を祀っったこと…

寺町通り5(西園寺、天寧寺)

西園寺は公家・西園寺家の菩提寺です。もとは西園寺公経が造営した衣笠山の麓にありましたが、その地を足利義満が所望したので、西園寺家は義満にその地を譲渡し北山殿(鹿苑寺)になりました。 西園寺家は代々、琵琶の宗家で、弁財天は琵琶を持っていて、妙…

寺町通り4(清浄華院、本禅師、幸神社、本満寺)

廬山寺から上がったところにある清浄華院は、清和天皇の勅願により、慈覚大師円仁が創建した禁裏内道場であり、法然上人が後白河天皇より、下賜を受け、以後浄土宗の大本山になったと伝わります。法然に譲渡され、また皇族の墓が多数あります。 幕末には松平…

寺町通り3(清荒神、廬山寺)

寺町通りを上がり、丸太町通りを超えて行きます。 京都御所を左手に見ながら進むと、京都市歴史資料館があります。「明治150年 京都、写真の時代」特別展示をしていたので入りました。普段はほとんど見学者がいないですが、明治期の古いカメラが展示されてい…

寺町通り2(革堂、下御霊神社)

御池通りを横断して寺町通りを上がります。洋菓子の村上開進堂菓舗、お茶の一保堂を過ぎたところに革堂・行願寺があります。西国三十三箇所観音霊場(十九番札所)で唯一の尼寺で、都七福神の寿老神としても有名です。 境内に鎮宅霊付神も祀られています。 …

寺町通り1(本能寺)

今年の夏の暑さもやっと下火になったので、寺町通りを御池から鞍馬口まで久々に街歩きをしました。 まずは新京極御池の日隆創建の本能寺です。秀吉の都市計画でこの地にありますが、元は堀川高校の北、蛸薬師小川にありました。 本能寺は新京極のビル群の一…

五山送り火

五山の送り火(如意ケ岳の大文字)を見に行きました。 大の字の下の所が山の影になって少し削れて見えますが良かったです。 (2018年8月16日)

祝園神社、湧出宮

大御堂観音寺から祝園神社に向かいました。 孝元天皇皇子の武埴安彦が朝廷に反逆し、この地で討伐され非業の死をとげました。その後鬼神になり人民を苦しめたことから春日社が勧請されたと言われています。祝園神社はいごもり祭りで有名ですが、それは武埴安…

大御堂観音寺

京田辺の大御堂観音寺に行きました。近鉄興戸駅で下車し徒歩で向かいます。 途中にある同志社京田辺校のキャンパスを抜けて行きます。 キャンパスの正門を入ったところに継体天皇の筒城宮伝承地があります。筒城宮の所在地は不明ですが、京田辺校の住所であ…

足もとに眠る京都 講演会

京都大学自然史博物館の講演会を聴きました。 北白川追分町の縄文巨木の発掘と研究 北白川一帯は縄文、弥生文化の遺跡が多く発見されていますが、京大の敷地からも遺跡が発掘されていて、大学は遺跡の上に建っていると言われています。 縄文時代の巨木は吉田…

聴竹居

聴竹居は藤井厚二が設計、居住した環境共生住宅です。昨年、重要文化財に指定されました。 藤井厚二は東京帝大建築学科を卒業し、竹中工務店に入社しました。その後、武田五一と出会い京都帝大建築学科教授に武田五一の後釜として教授に就任しました。 現代…

離宮八幡宮

JR山崎駅を降りて数十メートルところに離宮八幡宮があります。この地は嵯峨天皇の河陽宮離宮の跡地ですが、清和天皇が王城鎮護のため宇佐八幡宮を勧請し創建されました。その後、向かいの男山にも分祀されそちらのほうが石清水八幡宮と呼ばれています。神主…

岩倉具視幽棲旧宅、実相院

京都産業大学での発表会を聴講した後に、会場で知り合った方々が岩倉具視幽棲旧宅と実相院に行かれるということでお邪魔させていただきました。ありがとうございました。 岩倉具視幽棲旧宅と実相院は昔講演会で関連の話を聞いていて、それをブログ(2013/11/…

清閑寺と子安塔

午後から時間が空いたので近場に行ってみました。 東山の清閑寺です。山科から京阪バスに乗って西進し、渋谷街道の馬町停留所で下車します。そこから東に少し戻って、国道一号線の地下道をくぐり、将軍塚の上り口に清閑寺があります。 清閑寺の山号は歌の中…

常照皇寺の桜

常照皇寺の桜を見に来ました。表参道前の桜が見事でした。何か、桜の精というか桜が生きているという不思議な生命力を感じました。 常照皇寺は北朝初代の光厳法皇によって開創されました。 境内には有名な桜が咲いています。 順番にお車返しの桜、天然記念物…

為因寺宝篋印塔

梅ケ畑の為因寺に行きました。 観光寺院ではないですし、周山街道沿いで交通量が多く、なにより駐車場がないので近くの学校の門前に止めさせてもらって急いで行きました。 ここは重文で最古様式の宝筐印塔があります。あまり見たことがない立派なものでした…

平安郷の桜

たまたま知り合いにサクラの名所を聞いたので行ってみました。 広沢の池の横の宗教団他の平安郷です。 今年は3/30-4/4が春の特別公開です。 サクラと竹のコラボ。ピンクと緑のコントラスト。 広沢の池の隣の広大な土地に咲くしだれ桜きれいでした。 教団によ…

清水寺成就院

清水寺の成就院に行きました。今年は明治維新150年ということで立役者の西郷隆盛、成就院の月照和尚ゆかりの塔頭寺院ということで特別公開しています。 建家内は写真不可ということです。下の石碑は右から、信海和尚、月照和尚、西郷隆盛の書を写したもの…