京滋探訪

2013年にブログを開設しました。京都の各地に行って見聞きしたものや感じたことを書いています。

泉涌寺塔頭戒光寺

戒光寺後堀河天皇の勅願で八条猪熊通に創建され、その後、応仁の乱で焼失し、現在地に再建されました。

運慶・湛慶父子作の本尊・丈六釈迦如来立像は、抗争により、寝首を掻かれた後水尾天皇の身代わりになったと伝わります。丈六は一丈六尺のことなので、一丈=十尺、一尺≒30cmから、背の高さが4.8mになります。釈迦の身長だそうです。

釈迦像の首にある赤い液体が垂れたような跡は、寝首を掻かれた時の出血の様子だそうです。御寺泉涌寺ですので、後水尾天皇の帰依があったんでしょう。

寺内には、新選組参謀で、内部抗争(油小路事件)で殺害された伊東甲子太郎の墓があります。 

 

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                                (2020年3月1日)