鬼切丸(髭切)と薄緑(膝丸)
京の夏の旅で、源氏の重宝 鬼切丸と薄緑を見ました。
どちらも源満仲によって鍛えられ、代々源氏棟梁に伝えられてきたものです。
鬼切丸は別名髭切といい北野天満宮の所蔵で、天満宮の宝物館で展示しています。
滋賀県の最上家に伝来していたものを、北野天満宮に寄進されたとのことです。
ありがたいことに、刀剣はスマホ写真OKとのことです。
それにしても鬼滅の刃の影響か、宝物館に若い女性やカップルがちらほらいてびっくりします。
また、宝物館では海北友松の雲龍図屏風が展示されていました。
海北友松の作品は建仁寺や妙心寺のものが有名ですが、こちらの雲龍図も佳作です。
薄緑は別名膝丸といい、こちらは大覚寺の所蔵で、大覚寺霊宝館で展示しています。
西園寺家→安井門跡と伝来しましたが、明治の神仏分離令により、東山安井にあった安井門跡蓮華光院が廃され、その御影門が大覚寺に移された縁で、薄緑も大覚寺に移されたようです。
残念ながら、こちらは刀剣は写真NGとのことです。
(2022年7月31日)