2018-04-22 清閑寺と子安塔 日記 #日本史 午後から時間が空いたので近場に行ってみました。 東山の清閑寺です。山科から京阪バスに乗って西進し、渋谷街道の馬町停留所で下車します。そこから東に少し戻って、国道一号線の地下道をくぐり、将軍塚の上り口に清閑寺があります。 清閑寺の山号は歌の中山です。山号とは普通は音羽山(清水寺)、華頂山(知恩院)など○○山という名詞ですが、歌の中山という名前は山号としては異色です。 江戸初期に根来寺の性盛が再興し真言宗智山派となっています。 清閑寺は高倉天皇の愛妾・小督局の隠棲の地として有名です。中宮の平徳子の父清盛により宮中から追い出されたわけですが、ここからは音羽山が遮り御所は見えず、せいぜい五条通り以南までしか見えないようですので、小督局にとっては残念ですが平清盛にとっては絶好の場所だったと思います。要石は下の風景写真のように扇の角度で展望され、扇の要にあたることから要石と呼ばれているそうです。 西郷隆盛と月照が密談していた郭公亭がありました。腐食が激しく、残念ながら平成3年に解体されています。 清閑寺から西進し東山遊歩道に入ってみました。清水山の山頂まで行きましたが片道30分足らずですが甘く見ていました。 遊歩道の入口まで戻りました。ここから子安塔まで5分ほどです。山科から清水寺までは五条坂交差点から行くよりも清閑寺から行くほうが近いように思います。 (2018年4月22日)