大徳寺本坊伽藍
大徳寺の本坊伽藍の特別公開に行きました。
勅使門・山門(金毛閣)・仏殿・法塔・唐門の順に拝観しました。
残念ながら唐門以外は撮影禁止でした。
いつもは入れないようになっている勅使門の横の柵の扉から入りました。
山門は連歌師宗長の寄進により一階が造営され、その後千利休が二階・金毛閣を寄進・増設し、利休の木像が安置されている下を秀吉が通ったことにより、秀吉の逆鱗に触れ、利休切腹の原因になったと言うのは良く知られたところです。
一般的に、寄進した堂宇に、お礼として寄進者の像や肖像画など置くのがならわしなので、金毛閣に利休の木像があっても不思議ではないです。秀吉は何か口実が欲しかったのでしょう。
法堂は宗峰妙超・大燈国師三百年遠忌の際に江月宗玩の勧めで、小田原城主稲葉正勝・正則父子の寄進によって再建されました。
天井には狩野探幽筆の雲龍図があります。龍の下に立ち、手を叩くと音が余韻をもって響くそうです。やってみましたが、よくわかりませんでした。
唐門(写真掲載)は聚楽第の遺構で日暮門の異名があります。西本願寺の唐門と同じく、一日中あきずに見ていて、日が暮れると言われています。
方丈はまだ工事中で拝観できませんでした。
(2023年5月28日)
金峯山寺と吉水神社(番外編)
参道の入り口に高麗門があります。
蔵王堂の本尊・三体秘仏 蔵王権現が特別公開しています。今回の公開は、仁王門修理の勧進を目的としているそうです。
金峯山寺は役行者の創建で、蔵王権現を感得したとのこと。三体の蔵王権現は中尊に釈迦如来、両脇に千手観音菩薩、弥勒菩薩の権現(化身)となっています。現在の蔵王堂は国宝、蔵王権現は重文でいずれも安土桃山時代の作品とのこと。本尊は数メートルもあり、かなり彩色が残っていて、古さを感じません。かなり手入れされていると思います。
近くの吉水神社を拝観しました。こちらも役行者創建で、古い歴史を有しています。
ここは、写真、ブログ OKとのことです。京都の関係で言うと、南北朝時代の南朝御所という歴史があります。
北闕門は京都に向いているそうです。帝はそこから京都に向かって想いをはせていたそうです。
ここの書院は、現在の日本住宅の源流をなす最古の様式としてめずらしいものだそうです。たしかに、長い床の間、片持ちの違い棚は京都では見たことがないです。
文化財もたくさんあります。狩野山雪の襖絵はまだわかりますが、狩野永徳の屏風はどうなんでしょう。永徳の作品は京都でも、大徳寺聚光院ぐらいしか知りません。
(2023年4月22日)
北野天満宮梅酒まつり
北野天満宮の梅酒祭りに行きました
絵馬所ともみじ苑で試飲できます
梅酒とはいえ、いろんな種類があり楽しめました。
今年で、4回目だそうですが、コロナ下ではありますが、混雑していました。若い方が多かったです
(2022年11月5日)