金峯山寺と吉水神社(番外編)
参道の入り口に高麗門があります。
蔵王堂の本尊・三体秘仏 蔵王権現が特別公開しています。今回の公開は、仁王門修理の勧進を目的としているそうです。
金峯山寺は役行者の創建で、蔵王権現を感得したとのこと。三体の蔵王権現は中尊に釈迦如来、両脇に千手観音菩薩、弥勒菩薩の権現(化身)となっています。現在の蔵王堂は国宝、蔵王権現は重文でいずれも安土桃山時代の作品とのこと。本尊は数メートルもあり、かなり彩色が残っていて、古さを感じません。かなり手入れされていると思います。
近くの吉水神社を拝観しました。こちらも役行者創建で、古い歴史を有しています。
ここは、写真、ブログ OKとのことです。京都の関係で言うと、南北朝時代の南朝御所という歴史があります。
北闕門は京都に向いているそうです。帝はそこから京都に向かって想いをはせていたそうです。
ここの書院は、現在の日本住宅の源流をなす最古の様式としてめずらしいものだそうです。たしかに、長い床の間、片持ちの違い棚は京都では見たことがないです。
文化財もたくさんあります。狩野山雪の襖絵はまだわかりますが、狩野永徳の屏風はどうなんでしょう。永徳の作品は京都でも、大徳寺聚光院ぐらいしか知りません。
(2023年4月22日)