京滋探訪

2013年にブログを開設しました。京都の各地に行って見聞きしたものや感じたことを書いています。

納所、水垂

淀城跡に行きました。城跡には與杼神社があります。「與杼」とは」難しい字です。説明板には応和年間(961-964)に千観内供(せんかんないぐ)が、肥前国佐賀県)河上村の與止日女大神を勧請したとあります。当初水垂町にあったそうですが、桂川の改修工事でこの地に移転されました。そうなると淀という地名は與止日女由来ということになりますが、與杼神社ホームページには応和より前の「山城国乙訓郡」に
與杼神社が載っているそうで、応和年間にはすでに鎮座していたようです。

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同じく城跡に稲葉神社が鎮座しています。
稲葉氏初代の稲葉正成公を祀っています。淀城は松平定綱に始まり、城主がたびたび変わり、稲葉氏は5-12代にわたり148年間治めていたそうです。稲葉正成公の室は春日局です。

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城跡には唐人雁木旧址碑がありました。雁木とは船で来日した朝鮮通信使が利用した船着場の階段のことです。
朝鮮通信使はここで船を降り、京都を経由して東海道を江戸へと向かったそうです。

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府道13号の納所交差点に千本通りの標識がありました。千本通りがこんなとこまで続いているのは知りませんでした。

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2017年5月4日