南座花形歌舞伎
今日は嫁と南座に五月花形歌舞伎の昼の観覧に行きました。
というわけで、ここは京都の一等地・四条河原町です。
南座に到着すると混雑していました。
昼の演目は高時、太刀盗人、鎌髭です。ちなみに夜は伊達の十役でいずれも役者は市川海老蔵です。以下、一言の概要です。
高時:時の執権北条高時を題材にし、政務を怠っている高時がかわいがっていた飼い犬を殺した男の処刑を側近の讒言に従い思いとどまる。その後、天狗に化かされる高時。
太刀盗人:京の町で田舎者が持つ、黄金造りの太刀をすりが狙う。もみあいになり、仲裁した目代のもとでどちらの太刀か双方に聞く。すりは太刀の特徴を田舎者のまねをして答えていたがぼろが出る。やりとりの滑稽さが面白い。
鎌髭:海老蔵主役。平家残党の平景清(海老蔵)は源頼朝を討つ機会を窺っている。それを察知した源氏の武将で鍛冶職人の三保屋四郎国俊は、大山崎の鍛冶屋に景清をまねくことに成功した。景清に酒を飲ませ討ち取ろうとしたが、いくら飲ませても酔わず、斬り付けても観音菩薩に守護されているので歯が立たない。悠然とその場を後にする。
(2013年5月19日)