番外編3/4(盛岡市大慈寺地区)
平泉から盛岡市に移動しました。
実は盛岡市はどこを回ろうか迷いました。
京都検定で伝統的建造物群保存地区というのを勉強しました。京都市内には嵯峨鳥居本、祇園新橋、産寧坂、上賀茂の四か所が指定されています。これは古い町並みを保存しようという制度で全国各地にあります。ネットで検索したら、盛岡市内には大慈寺地区が指定されていて古い街並みが保存されているとのことでそこに行ってみることにしました。
そうしているうちに、なるほど景観地区らしい古民家が立ち並ぶ街道がありました。細重酒店を撮っていたら、見知らぬ方が声をかけてきました。
地元でボランティアのガイドをされているそうで,あまり時間がないですが、今から案内しましょうかということで、お言葉に甘えてお願いしました。
というわけで、細重酒店を見学させていただきました。
ここは天保年間の創建だそうです。京都でもそうですが、たとえ江戸時代の創建といっても、手を入れられています。そうでないと木像建築が維持出来るわけはないです。奥の倉庫は本当に創建当時だそうですが。
お店の奥をに進むと、神棚がありました。この部屋は吹き抜けになっていて、神棚が天井近くにありました。この独特の造りは始めて見ました。
酒の量り売りをされてるそうです。徳利が並んでいました。
トタン屋根に付いているへらのようなものは、屋根に積もった雪が滑り落ちないように工夫されています。雪国ならではのものです。
古いポスターと絵葉書でしょうか、プレミアがついていそうなものが貼られています。マニア垂涎のものと思います。
(2014年5月28日)