千本釈迦堂 道成会大根焚き

千本釈迦堂（大報恩寺）道成会大根炊きに行きました。

大根を加持祈祷した後に輪切りにして参拝者に振舞われます。

中風除け、諸病除けにご利益があります。

三世慈善上人が大根の切り口を鏡に見立て、切り口の面に梵字を書き諸病退散を祈ったことに始まります。

 

 

 

 

千円ですか、結構します。こういうのはお布施と同じですので高いか安いか考え方次第です。

 

大根に梵字が書かれたものも売っていました。

 

 

やっぱり丸大根はおいしかったです。見た目以上にボリュームがあり、食べごたえがありました。

 

千本釈迦堂について

鎌倉時代に求法上人義空（奥州藤原氏・藤原秀郷の後裔）が創建しました。

寺領はかつて千本通りに面していました。

ここが有名なのは鎌倉時代に建立された国宝の本堂です。旧京都市内で奇跡的に唯一火災を免れた建築物です。

また、千本釈迦堂は真言宗智山派（智積院）寺院で、歴代管長の隠居所の一つでもあります。

 

 

せっかく道成会ですので本堂で参拝します。本堂は普通は写真撮影禁止のところが多いですが、ここは撮影可です。

本堂は寝殿造りで柱に丸太がそのまま使われています。後の時代の書院造りの場合は現代の和風建築と同じく柱に角材が使われているので、ここの古いことがわかります。天井は独特の枠組みです。

鎌倉時代の本堂で僧侶の読経、線香の香り。タイムスリップしたような気分になります。

 

 

 

境内に北野経王堂願成就寺があります。

説明板があります。

北野経王堂願成就寺は山名氏清が足利義満に討伐された明徳の乱で、命を落とした敵味方の冥福を祈るために北野天満宮の社頭に建立されました。

寺は江戸時代に解体され、遺構の木材を用い縮小復元されたのがこのお堂です。寺宝は千本釈迦堂の霊宝殿に安置されています。

大根炊きの期間は拝観出来ないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかめ塚です。

 

長五郎餅本舗の長五郎餅を買って帰りました。

北野大茶湯で秀吉から賞賛され、北野名物になりました。

こし餡が薄い餅皮で包まれています。家族と美味しくいただきました。

 

 

  

（２０１４年１２月７日）