2015-01-02 六波羅蜜寺 日記 #歴史 初詣に六波羅蜜寺に行きました。 京都市はめずらしく昨日から雪が積もり交通機関の遅延を心配していましたが、思っていたよりも動いていました。 六波羅蜜寺は空也上人が創建した真言宗智積院派の寺院です。 この地は、平安時代には松原通り(当時の五条通り)南の京域外であり、死体が野ざらしにされていたりして妖怪伝説が生まれました。平安末期には平家一門が多く居住し、後白河天皇の法住寺殿を守護していました。 鎌倉時代には六波羅探題があり西国や朝廷監視の要でした。 本堂は江戸時代の再建ですが、一部古材も再利用されているようです。 宝物館は6年前に改装されたそうです。 展示されている寺宝は著名なものばかりです。 空也上人立像 平清盛坐像 運慶坐像 湛慶坐像 地蔵菩薩立像 などなど 本尊は十一面観音ですが、多くは境内の都七福神・弁財天の参拝を目的としています。 稲穂に購入したグッズを付けます。グッズはそれぞれ意味があるそうです。 熊手で福を集め、ちりとりに入れる。俵は財宝です。 皇服茶をいただきました。 煎茶に結び昆布と小粒梅が入っています。京都に疫病が流行った時に空也上人が薬茶を振舞ったことに始まります。村上天皇も服したことから皇服茶という字があてがわれました。 (2015年1月2日)