京滋探訪

2013年にブログを開設しました。京都の各地に行って見聞きしたものや感じたことを書いています。

鷹山

京都市歴史資料館で鷹山の展示がされているので、展示の解説に合わせて見に行きました。

鷹山は天明の大火に始まり、幾多の災害を乗り越えてきましたが、文政9年の巡行を最後に休み山になっています。今回の展示は近い将来の巡行復帰に向けての活動の一端を紹介されています。
鷹山は鷹遣(たかつかい)、犬遣(いぬつかい)、樽負(たるおい)の三体の御神体ですが、この題材は差別的な題材とのことで、他の山鉾とは異質だそうです。天明期に在原行平と言われたことから衣装が武家風から公家風になったそうです。
これから山の骨組みの基本設計を検討するそうですが、鉾や松木の立て方や屋根の支持体の組み方で長刀鉾、岩戸山、南観音山、北観音山の順に改良されてきていて、鷹山もおそらく南観音山と同じ構造になるのではないかとのことです。

2017年6月10日