源信
奈国博の源信展に行ってきました。
それに合わせて往生要集の公開講座を聞いてきました。
以下、講座からの書き込みです。
往生要集とは
・厭離穢土
本当は最後の念仏が重要なのですが地獄の様相がリアルで引き込まれるそうです。
・欣求浄土
極楽浄土の様子を語る。地獄に対してなんといいところか。
・正修念仏
念仏を唱えることで極楽浄土に往生できると説く。
ここで新たな疑問が沸いてきます。どうして極楽浄土に往生したと言えるのか。
以下のようにいくつか証拠があるそうです。
・臨終前
本人に状況を聞く。
阿弥陀や観音の来迎がありそうな雰囲気なのか、地獄に落ちそうな雰囲気なのか。
来迎がありそうな雰囲気なら回りの者はより念仏を唱える。より香を炊く。
源信自身は来迎があったそうです。
・臨終後
いい香りがした。
紫雲がたなびいた。
肉体がすぐ腐らなかった。
六道絵は往生要集の内容を具現化したもの。
2017年8月19日