白峯神宮
2020年正月に白峯神宮を参拝しました。
白峯神宮は明治天皇が父の孝明天皇の遺志を継ぎ、保元の乱で後白河天皇に敗れ、四国に配流されその地で亡くなった崇徳天皇を勧請しました。
その後、淡路に配流、亡くなった淳二天皇を合祀されています。
白峯神宮が蹴鞠宗家・飛鳥井家の邸宅跡に建っていることから、球技、特にサッカー選手、野球選手やその関係者の必勝祈願で参拝されています。
飛鳥井家の蹴鞠を始め、西園寺家の琵琶、冷泉家の歌道など、平安時代特に院政期の公家が芸能を極めたのは、芸能で天皇に認められることが出世につながったためと言われています。
摂社・精大明神は、飛鳥井家邸宅にあった蹴鞠守護神だったので、必勝の霊験あらたかです。
伴緒社は、保元の乱で崇徳天皇方に付いた、弓の名手・源為義、為朝を祀っています。
この祭神の源為朝には不思議な伝説が伝わっています。保元の乱で西に敗走し、琉球王朝を築いたというもので、琉球王朝の古文書に載っているそうです。曲亭馬琴の珍説弓張月の題材となっています。
(2020年1月5日)