美山かやぶきの里
美山かやぶきの里は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。正式名は「美山町北伝統的建造物群保存地区」です。江戸時代より50戸ほどの農家が維持されてきたそうです。かやぶき屋根は最近ではほとんど見かけませんが、昔はこのようなのどかな田園風景がどこにでもありました。
入母屋造りの屋根の妻側屋根の隅には、寺院でよく見かける懸魚が配されています。魚を付けることで火災にあって延焼しないようにお守りです。
村の民俗資料館に行きました。ここは写真OKとのことです。
畳の部屋は二間(奥座敷と横の部屋)だけだそうで、庶民は贅沢禁止のお触れがあり二間しか敷けなかったそうです。ただ、畳の無い部屋は畳の厚み分が低くなっていて、いつでも畳を敷けそうなので、役人が見廻りに来る時だけ上げていたのでしょうか。
今回は暖かい季節なので快適でしたが、冬はどうなのでしょうか。わらぶきは結構暖かいそうですが、二階の屋根裏部屋は隙間風が多そうです。
(2023年6月4日)