京滋探訪

2013年にブログを開設しました。京都の各地に行って見聞きしたものや感じたことを書いています。

真珠庵

大徳寺塔頭・真珠庵の方丈襖絵修復記念の特別公開に行きました。

真珠庵は一休宗純を開祖として、堺の豪商・尾和宗臨や一休弟子たちによって創建されました。

真珠庵は寺内一切撮影禁止なので残念です。

方丈は曾我蛇足筆『四季花鳥図』・『四季山水図』・『破墨山水図』、長谷川等伯筆『蜆子猪頭図』・『商山四晧図』の襖絵があります。

曾我蛇足の絵画は他で見たことがないですが、室町時代の絵師で、一人ではなく代々蛇足を名乗ったそうで、初代は墨溪です。江戸時代の曽我蕭白とは関係ないようです。

方丈東庭は村田珠光の七五三の庭があります。

書院・通遷院は正親町天皇女御の化粧殿を下賜されたものです。

通遷院付属の茶室・庭玉院は金森宗和好みの二畳台目席で、飛騨高山出身の金森宗和が望郷の思いをこらしたと言われる雪国造りの内つくばいになっています。

和尚さんがしこまれた大徳寺納豆をいただきました。今朝作り立てだそうです。

 

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(2021年10月16日)