下鴨神社
ここから、下鴨神社の表参道を行きます。このあたり旧家が続きます。
大炊殿を出て御手洗川にある井ノ上社(御手洗社)に参ります。ここは足付け神事や斎王代の禊神事で有名です。説明板によると、もとは三角州あたりの鴨川の東岸にあり、1470年の文明の乱で焼亡して、文禄のころに再興されたそうです。唐崎社が前身とか。加茂社とはどういう関係だったんでしょうか。勉強不足の私はそこまでわかりません。
糺の森の泉川を渡った神社の東の境界に文豪が執筆活動をした邸宅が残っています。石村亭は谷崎純一郎が七年間住んでいました。日新電機の迎賓館になっています。 泉川亭は川端康成が「古都」を執筆したところです。 石村亭、泉川亭はどちらも非公開です。
糺の森に戻り、来た道を帰ります。途中に河合神社に参って行きます。鴨長明はこの神官の家に生まれましたが禰宜になれず出家したと伝わります。だから、「方丈記」が生まれたという見方も出来ます。不幸と思っていたことが幸運となる、人生どうなるかわかりません。
(2014年2月23日)