2014-04-27 京都産業大学日本文化研究所特別客員研究員成果発表 日記 #歴史 4月26日に京都検定一級合格者を対象にした京産大研究員の募集と成果発表会を聞きに行きました。一級取得後は毎年聴講しています。 まだ、リタイアまでには数年あるので研究員の応募は考えていません。研究員の方々の成果発表(昨年の成果)の聴講がメインです。 京都検定でお知り合いになった面々とごいっしょしました。 成果発表はみなさん中味の濃い内容で感心しますが、今回私が特に興味を引いた発表がありました。 歴史小説みたいな話です。 桂離宮にあるキリシタン灯篭にまつわり、キリシタンであったがゆえに処刑された数奇な運命の八条宮家家老の本郷織部の物語です。 家老として八条宮家のために尽力し、おそらく当時は名を知られた存在であったはずの人物が、突如歴史の表舞台から抹殺された事実。 キリシタン政策に関わった徳川家光、以心崇伝の幕府側と織部が仕えた桂宮智仁親王、智忠親王の朝廷側の力関係と確執。 そして、織部の没後百年後に織部の名誉を回復させたなぞの人物。 人物の特定が今後の研究課題だそうです。 発表会終了後、京都タワーの下のビアガーデンに行き親交を深めました。ごくろうさまでした。 (2014年4月26日)