JR山科駅まで自転車で行き、駅地下の駐輪所に止め、徒歩で行きます。そういえばいまでこそ山科駅と呼びますが、ずっと昔は毘沙門堂駅と言ったそうです。
山科駅の北側は安朱という地名で琵琶湖疏水が流れていて高級住宅街というイメージがあります。
実は、毘沙門堂は去年も紅葉の季節に行きました。しかし、去年はJR東海の「そうだ京都行こう」キャンペーンで毘沙門堂が紹介されたので、拝観がたいへんなことになっていました。山科駅から毘沙門堂までの道中の道が狭いので、人がいっぱいで、おまけに車で来る人もいて、すごい混雑して毘沙門堂までなかなかたどり着けません。
お寺の中に入っても人が多すぎて、ゆっくりと拝観できません。良し悪しです。
そんなわけで、来年もう一度行こうと決めていました。
今回はさすがに、去年ほどは人が多くなく、比較的ゆっくりできました。
毘沙門天は天部の神で、四天王で祀る場合は西を守護する多聞天と同じです。吉祥天は妻、善膩師童子は息子と言われています。
宸殿の襖絵は
狩野探幽養子の狩野益信の筆により、見る人の視点により動く襖絵として有名です。また、霊殿の天井龍は狩野永叔主信の筆によります。龍は禅寺では守護神として知られていますが、
天台宗寺院ではめずらしいのでしょうか。
宸殿横に晩翠園の庭園があります。そこの手水鉢に紅葉が浮かび雅な雰囲気を醸し出していました。
紅葉は弁天堂(下写真)のまわりが最もきれいでした。弁財天は秀吉
正室のおねが
大阪城内に祀っていたのを移したそうです。
参拝者は見向きもしませんが、修理中のお堂がありました。中を拝見したところ、小物入れのようなタンスと、傳大師と二体の
童子像がありました。経を保管する経堂のようですが。
気になったのが、経堂中央で傳大師の後ろ側に二本の腕の手を頭上で組んだ
清水寺式の
千手千眼観音像です。それと手前側に、小さいのでわかりにくいですが
七福神のような・・・・・・・・・経堂に仮置きされてるんでしょうかよくわかりません。
毘沙門天はむかでが使いだそうです。それでむかでの御札を勧められ購入しました。毘沙門天は財宝神なので、玄関の上に貼っておくとお金が貯まるそうです。毘沙門天はお金がありすぎて燃やしていたぐらいですから。
家に帰り、さっそく玄関に札を貼りました。お金がたまりますように。
(2013年12月1日)