寺町通り4(清浄華院、本禅師、幸神社、本満寺)
廬山寺から上がったところにある清浄華院は、清和天皇の勅願により、慈覚大師円仁が創建した禁裏内道場であり、法然上人が後白河天皇より、下賜を受け、以後浄土宗の大本山になったと伝わります。法然に譲渡され、また皇族の墓が多数あります。
寺宝には重文・泣不動縁起を有します。
本禅寺は洛中法華二十一ヶ寺本山の一つです。本圀寺から分立し、天正年間に現在地へ移転しました。大久保彦左衛門、岸駒の墓があります。
幸神社は出雲路道祖神社と呼ばれていました。平安時代に都の東北鬼門避けとして創建されました。祭神は夫婦神の猿田彦と天鈿女命です。歌舞伎の祖、出雲阿国は巫女として仕えたと伝わります。
本満寺も本禅寺と同じく、洛中法華二十一ヶ寺本山の一つです。今出川新町の上京区役所あたりにあった、関白・近衛道嗣邸を長男の日秀がてらに改めたと伝わります。天文年間に現在地へ移転しました。山中鹿之助の墓があることで知られています。(鴻池財閥の鴻池家の家祖は山中鹿之助の子と言われています)
拝観を申込みましたが、残念ながら台風の被害がありダメでした。
(2018年9月16日)